皮脂が過剰に分泌されると毛穴が開いて目立つようになります。皮脂でべたついたお肌は汚れもつきやすく、ニキビや角栓の原因にもなってしまいます。
でも洗顔しすぎるのは、かえってお肌に良くないんです...
毛穴の開きは、鼻や頬など顔の中でも一番目につく場所に多いだけに、とても気になりますよね。
毛穴の開きの原因のひとつに、過剰な皮脂の分泌があります。
毛穴の分泌が過剰になると、皮膚の表面に排出しきれない毛穴が毛穴の中にどんどんたまり、毛穴全体を押し広げてしまうのです。
額、鼻などのTゾーンは顔の中でも皮脂の分泌が多い部位なので、毛穴が開きやすく目立ってしまいます。
皮脂の分泌が過剰になるのは、気温の上昇など外部の要因による場合もありますが、体の内部の要因によるものも多いのです。
そのひとつであるホルモンの影響ですが、思春期には急激に性ホルモンの分泌量が増えるので、ホルモンのバランスが崩れやすく皮脂の分泌量が増えてしまいます。思春期以降でも、不規則な生活、ストレスなどがホルモンバランスを乱して皮脂が過剰に分泌されることがあります。
また、チョコレートを食べた翌日はニキビが・・・などと、食べ物によって皮脂の分泌が増えることは経験で理解されている方も多いと思います。
毛穴の開きのもうひとつの原因として、皮膚のたるみがあります。こちらは加齢による場合が多いのですが、それ以外にも紫外線などの肌ストレス、ホルモンの影響などが毛穴のたるみの原因になると言われています。
年齢を重ねる、あるいは肌ストレスを受けるなどで肌の構成組織である真皮の成分が減少、破壊され、肌全体がたるんで毛穴が縦に開いて見えたり、もっと症状が進んだ場合は、毛穴と毛穴が小じわでつながり、まるでひとつのラインのように見える帯状毛穴と呼ばれる状態になってしまうことがあります。
また、極端な食事制限をしたりすると、お肌の弾力や水分を保つ働きをしているコラーゲンが不足してしまいます。真皮層の約70%はコラーゲンで占められているわけですから、肌を内側から支える成分であるコラーゲンが不足すれば、肌のハリや弾力がなくなるのは当然で、毛穴もだらんと開いてしまうんですね。