毛穴の手入れや予防の方法はわかっても、現実問題として
「そこに毛穴の開きがある!」場合、どうにかして目立たないようにしたいと思うのが人情です。
毛穴が開く原因にはお肌の乾燥、気温の上昇、食事の影響、不規則な生活、ストレス、ホルモンの影響、加齢、紫外線による肌ストレスなど、様々な要因があることを説明させていただきました。
そして、それぞれの要因が引き金になって皮脂が過剰に分泌されることにより毛穴が開く場合と、お肌のたるみによって毛穴が開く場合の2通りがあることも説明させていただきました。
このように整理してみますと、
毛穴の開き対策には
皮脂の過剰分泌を抑える、肌のたるみを防止する、の2つのポイントを抑えればよいということがわかります。
対策のポイントは2つだけといっても、具体的にどうすればいいかを考える時には、もちろん個々の原因について検討していく必要があることは言うまでもありません。
しかし、細かい点にとらわれて面倒になってしまい、何もかも中途半端になるくらいなら、この2つのポイントを頭に入れておくだけのほうが、はるかに対策がしやすいのではないでしょうか?
肌のたるみを防止するには?
お肌のたるみは、皮膚の真皮層の成分であるコラーゲンが減少、劣化することにより起きます。年齢を重ねると、コラーゲンは減少します。
また、紫外線によりコラーゲン繊維が硬くなり、弾力がなくなるばかりか水分保持能力まで衰えるため、皮膚を支える力が弱くなってお肌がたるむのです。
たるんだお肌の毛穴はだらんとして毛穴は窪み、重力によって縦に開き気味になります。こんな風になってしまったたるみ毛穴は、栄養クリームやマッサージなど、お肌の表面の手入れをしただけでは、改善することはありません。(もちろん、しないよりはマシですが)
お肌のたるみは、皮膚を支える真皮層へのケアをすることが大切なのです。
肌力とでもいったらいいのでしょうか? 肌本来の力を高めること、そして、力を取り戻したお肌を、ピシッと引き締めてあげること、それが整った美肌を作ることなのです。
目立つのは毛穴かもしれませんが、毛穴はお肌のごく一部なのです。一時的に毛穴の状態が良くなることがあったとしても、それではまたすぐに、以前のような状態に戻ってしまいます。
お肌のごく一部である毛穴だけにとらわれず、お肌全体のケアをすることが大事なのです。お肌全体の調子が良くなれば、結果的に毛穴の状態も良くなるのですから。
毛穴が開く原因には皮脂の過剰分泌もあります。たるんで開いてしまった毛穴を皮脂の過剰分泌によるものだと思いこんで保湿をおろそかにしているケースもあります。
ベタベタした感じが嫌なので・・とほとんどクリームもつけずにいたのが、保湿効果の高い美容液とクリーム(ベタベタするタイプ)をつけはじめたら、途端にお肌の調子が良くなった例もあります
お手入れはしているんだけど、あまり効果はないと感じている方がいらっしゃるなら、もう一度、ご自分のお手入れのしかたが合っているのか確認する必要がありそうですね。
今更お肌の手入れなんて・・などということはありません。肌は健康状態を映す鏡とも言われているのです。
あなたの鏡は、今日も綺麗に映っていますか?