◇ 洗顔のしすぎによるお肌の乾燥 (表皮部分の乾燥)
お肌を清潔にしようと思って一日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使えば、本来必要なはずの皮脂分まで失われ、お肌は乾燥してしまいます。
ですが、それは皮脂腺の少ない部位のことであって、皮脂腺の多いところでは、肌を保護しようとしてたくさんの皮脂が分泌されるようになってしまいます。
その結果、お顔には、Tゾーンはオイリーだけど、他のところは乾燥してカサカサ気味などという、両極端の状態が存在するようになってしまうのです。
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◇ コラーゲン不足によるお肌の乾燥 (真皮層部分の乾燥)
空気の乾燥や洗顔のしすぎによるお肌の乾燥は、いってみればお肌の表面の問題です。
ですが、お肌の水分を保つ働きをしているのは肌の内側、真皮層の部分なのです。この真皮層の組織がしっかりしていないと、お肌は弾力も水分も不足したハリのない肌になってしまいます。
真皮層の70%はコラーゲンという繊維質のタンパク質で出来ているのですが、お肌を内側からしっかり支える役割をしているコラーゲンが不足すれば、ハリがなくなるのは当然の結果です。
しかし、弾力を失った組織は、保持できる水分の量までも少なくなってしまうのです。そうなると、お肌全体が水分の少ない、カサカサ肌になってしまいます。
極端なダイエットをした時にお肌がカサカサしてくるのはご存知の方も多いと思いますが、水分が不足して乾燥肌になってしまった訳ではなく、お肌の水分を保持できるだけの栄養素が不足してしまうからなんですね。
もちろん、他の栄養素の不足もお肌の乾燥の原因になりますし、お肌のうるおいを保つにはヒアルロン酸も大事なのですが、肌の組織の重要な成分であるコラーゲンがしっかりしていなければ、それらを保持できる量も減るわけですから、いくらお肌に良いといわれる成分を補っても、効果は半減してしまうのです。
コラーゲンが不足するとお肌の状態がどうなるか、これでおわかりいただけましたでしょうか?お肌の重要な成分であるコラーゲン。
でも、実は、
この事実を知った時、正直落ち込みました。年齢を重ねるとはそういうことなのか・・・と。
でも、ガッカリすることはありませんでした。足りないものは補えばよいのです。コラーゲンを配合したサプリメントやドリンクがたくさん市販されています。
コラーゲンは動物の骨や皮に多く含まれている成分なのですが、食事で必要量を摂るのはかなり難しいようです。サプリメントを利用するのが、お手軽で賢いコラーゲン摂取の方法かもしれませんね。